![]() どうにもSuzeが混乱しているので、ちょっといろんなLinuxを試したところ、UBUNTUがあまりに安定しているので、そのまま気に入って使っている。完全なオープンソースと“最強”を標榜するDebianがバックボーンなので、“こんなに先進的でいいの?”と心配になるほどだ。しかし、ハードとの親和性が高いので、結果的にDebianより安定して高速であるのかもしれない。考えてみれば恐ろしいOSだ。UNIX系では圧倒的に優れたインターフェイスを持つMacintosh OS X にとっても驚異かもしれない。商業的なサービスを考慮しなければ、Windows Vistaなど“骨董的珍品”でしかない。別に意味はないが、あえて2チャンネル風に言うと“Vistaなんかクソ”だ。しかしながら、UBUNTUはキラーOSとなるには、この“商業的なサービス”の部分が大きな問題になってくる。 “商業的なサービス”の主要なものには3つある。 WEB・基本ソフト・DRMの3つである。 基本ソフトについては、Office相当以上のものは、MacintoshにもUBUNTUにも最初から入っている。そろそろ規格を整理して商用ソフトとフリー、あるいはバンドルソフトがサービス合戦をしてもいいはずである。これが実現しない原因は、1パーセントがマイクロソフト社の目くらまし商法であり、残りの99%がそれに同調するSEなどの摩訶不思議な人々である。これは不勉強とか、時代的経緯とかのせいではなく、軽々と芸術的なプログラムを書くアップルやアドビの天才達と、堅実なUNIX系プログラマー達に対する業界の拭いがたいコンプレックスではないかと、小生は邪推する。そうでなければ、オラクルが値下げし、Photoshopの一部がフリーになろうという時代に、フリー以下のおそまつなワープロソフトが何万円という価格で売られている説明がつかない。 WEBは本来なぜか無料である。開発者が著作権に応じた課金を放棄する部分において、社会的インフラである。そのインフラを勝手にカスタマイズしたり、根拠のない所有権を主張して集金するのはヤクザとマフィアと怪しい将軍とNTTと高速道路公団とマイクロソフトのお家芸である。特に人のフンドシでスモウをとるのはマイクロソフトの得意とするところで、儲けた金で人のフンドシを買い取って自分で締めてしまうから恐ろしい。統一規格であるはずのものを財産にするビジネスモデルだけは、ビルゲイツの自主開発といっていいかもしれない。(まあ、大企業はみんな似たようなものかもしれないがね。)この問題については、ずっとくすぶってはいたが、マイクロソフトのビジネスモデルが宗教より儲かるのではないかという畏敬の念がそれを押さえてきた。しかし、さすがに最近はグローバルな社会問題として認識されはじめたようだ。Debianから一期にUBUNTUが出現したのも、その現れの一つかもしれない。露骨にいうとアンチWindowsの流れである。もともとWindowsはIBMがappleの始めたパーソナルコンピューティングの可能性に驚異を感じて、UNIXに替わって配布できる安価なOSを模索した結果である。IBMとしては、アップルのように自社のパソコン専用にOSを持ちたかったのだが、天才策士ゲイツによって失敗する。これによりアップル・マッキントッシュの1社体制と、IBM型PCを制作する企業群とマイクロソフトの連合との不均衡な2局化が起こる。結果的にマッキントッシュは洗練と進化を重ね、IBM型PC連合はシェアにあぐらをかいた時代遅れのWindowsと組み続ける。ここにきて、Windows Vistaが一期にマッキントッシュに追いつこうとして、逆に“猿まね”を露呈してしまった。そこにUBUNTUのつけいる隙がアルといえばアル。もともとLinux(UNIX系)はマッキントッシュに似た仕組みを内包していたのが、昨今のマシンのスペックアップにおいて実力を発揮しはじめている。マッキントッシュ自身も、独自のアーキテクトを棄て、安定しながら潜在能力の高いUNIXに回帰している。UNIXとIBM型PCの 総本山であるIBMはアホらしくなってPCから撤退してしまい。主にLinuxで利用されるフリーでありながら融通無碍なリレーショナルデータベースMySQLの破壊的なパワーの前に、正当派で重厚なUNIXであるSolarisは盟友オラクルデータベースに不安を感じてフリーOSになってしまう。 グラフィックインターフェイスも構造的にはUNIX系が優れているとして、いまだにマッキントッシュが優位であるのは、洗練されたインターフェイスと、天才達に磨き上げられたハード・ソフト郡があるからだが、真に特筆すべきは、ポストスクリプトによるWYSIWYG(ウィジウィグ)環境である。長年の積み重ねで、映像・音源やカラーの取扱においてもマッキントッシュは卓越している。これがDTPを可能にしてき、小心な小生が写植屋さんと製版屋さんにビクビクしながら仕事をしなくてもよくなった。この技術はapple独自のものではなく、やはりUNIX文化においてゼロックス(ベル研究所)が開発所有していたものだが、ゼロックスは価値がわからずに放棄していた。アップルがパーソナルコンピューティングの目玉として欲しいと言っても、ゼロックスのお偉方には意味が分からなかった。年寄りが集まって会議なんかしていると、そんなものだ。--話の趣旨が見えなくなってきたが、つまり、ハード的にはUNIX系の台頭する下地が整ってきたが、WEBをWindowsと一体化しようとする利益誘導型軍団が大きく立ちはだかっているということが言いたいので、そう解釈して欲しい……。 利益誘導型軍団に関連してドライバーの問題もある。あたかもパソコンOSはWindowsしか保証できないというような関連メーカーの態度には、みんな怒りを抑えきれなくなってきたのではないだろうか。今までは、Linuxユーザーは、その悲惨な状況を逆に楽しんでいた感があったが、LinuxがWindowsと拮抗するには、その悪しきマゾ的因習は払拭しなければならない。メーカーにたいして、“本当にユーザーフレンドリーなOSに対してもドライバーを用意しろ”という当然の要求をしていかなけらばならない。また、自らの拡大に於いて、Linuxユーザーを意識せざるをえないメーカーも出て来つつある。 やっかいなのは、最後のDRMである。appleのジョブスなどは、音楽配信におけるDRMは不要だなどと言い出して、物議をかもしている。しかし、制作者に対する感謝と尊敬を具体的に示すに於いて、著作権をなくすわけにはいかないだろう。問題は著作権保護が著作者の思惑を超えて傍若無人な振る舞いをする部分にある。このあたりは、双方の良識に訴えるしかないのだろうか。森進一と作詞家の爺の争いなど、どっちもどっちだと思うのだが、小生的には爺が無茶を言っているような気がしてならない。優れた作品だからこそ変化し、成長するのに、なにが不服なのだろう。業界関係者の方々に感謝して羊羹を持って行かなくてはならないのは爺の方ではないだろうか。作品は作者のものなのはもちろんだが、作者に影響を与えたり、刺激したり、育てた人達のものでもあり、それを愛する人々の共有の財産でもあるだろう。そこで初めて、作品として成功ともいえる。その中の誰かの利益だけを優先してあれこれ制限するのは恥ずべき行為だろう。DRMのみでも様々な問題を抱えているが、さらにWEB上においては問題が増幅する。DRMの一番の問題は再生環境を制限することだが、WEBにおいてはOSをも制限する。一般的なストリーミングサイトでか必ず言われる、Windows版メディアプレーヤー9以上が必要ですというフレーズからは、ビルゲイツの高笑いが聞こえてくるようだ。制限を受けるためにさらなる制限を受ける。顧客を馬鹿にしきっていないと出来る仕業ではない。やはりマイクロソフトの出番なのは確かだ。もちろん、ハッカーたちは黙っていない。彼らは音楽を聞きたいのではない、制限を破りたいだけなのだ、クラックアプリを配布しながら、気に入ったCDは購入しているさ。もともとハッカーはWEB環境の健全化を即す媒介として重要な存在であり、尊敬をうけている。スキルが高いので高額収入者も多いようだ、まあ、どうでもいいことだが。マッキントッシュにおいても、利用者の多いiTunesでは独自のDRMを利用している。まあ、メディアプレーヤーのDRMもそうなのだが、これは配信元よりも音楽の提供元の販売戦略によるものだ。マイクロソフトの場合は伝統的に制限に熱心だが、アップルの場合は利用者がお気に入りの曲を見付けられなかったり、間違ってカラオケやオルゴールの曲を購入してしまい、がっかりしたり、お気に入りのMP3プレーヤーが使えなくて困ったりするのに心を傷めているようだ。とはいえ、まだiTunesの場合はOSを選ばない配慮がなされている。やはりどう考えてもメディアプレーヤーはおかしい。違法行為であると思うが、マイクロソフトはプログラムよりも裁判の方が本業なので、なかなか手強いようだ。しかし、これについても、WEBの多様化、社会的興味の増大に従い、マイクロソフトとアメリカ法務省との蜜月も終わりつつあるような気もする。雰囲気から考えると、いずれ解決されるような気がするが、ゴタゴタはするだろう。そういった意味において、UBUNTUの存在はクローズアップに値するものでなければならない。 結論としては、冷遇されているからといって、見放すのではなく、可能性を秘めた最古にして最強の遅れてきたOSとして温かい目でUBUNTUを応援するのが、WEBユーザーとしての良識であろう。つまりキラーOSになるかどうかではなく、しなければならないところまできている。のではないでしょうか?
タイトル : Linux Ubuntu
UBUNTUはキラーOSとなるのか? らーめん さんの紹介していたLinux Ubuntuをノートにインストールして数日使ってみました。紹介されている通りかなり安定してインターネットや簡単なゲームなど楽しめます。 素晴らしいのは、安定感だけでなくインストールの簡単な所、またデバイスの自動認識ほとんどのPCで自動認識できます。またインストールせずともCDよりブート出来る為ある程度慣れてきて良かったらインストールと言う選択も出来ますね。 思うにどうも調子悪いPCに一度このOSをC......more
タイトル : 思い出話
こんにちは。興味深く読ませていただきました。勉強になりました。また読ませていただきたいと思います。私の場合は、もう古い感じのするwindows2000ですが、ちょっと古いPCではとても快適です。いまのところこれ以上のものはいらないと思っています。...more CNETのブログの方にコメントありがとうございました。「ふつうのLinux」の松本です。何せ私はIT業界の人間ではないので(そうではないことを自分の特徴としているので)、突っ込んだ話では足腰が弱くて、困っています。digressiveさんのこの記事は、私の不足するところを補ってくれる強力なものと感謝しています。 そう、ビル・ゲイツはある意味「天才」ですよね。彼の最大の「功績」は、「IT業界」を作り上げたことだと思っています。私もいつか、「ビル・ゲイツ讃歌」を書きたいと思っています。もちろん諷刺として。 すみません、「コメント」じゃなくてトラックバックでしたか。とりみだしました。 松本さま、コメントありがとうございます。こんな適当なトラックバックは迷惑かなと心配していたのですが、安心しました。 実は、世界一のマックファンは、ビル・ゲイツ氏であるという説もあります。実際にプライベートではマックを愛用しているという噂も昔からあります。 ちなみに、小生もIT業界などの人間などではなく、ほこり高き斜陽産業、時代後れの労働変重型産業、最後の馬鹿の砦である印刷業界のダメオペレータです。ただ時代に流されて、いつのまにかマックを使いはじめていました。 こんにちは、(^^♪ 先ほど、遊んでるノートPCにインストールしてみました。 素晴らしく安定していますね。 アップデートを今しています。 良いのは、インストールが私の様な初心者でも簡単である事。 当分イタズラ出来そうです。 m(__)mペコ mr335_yasuさま コメントありがとうございます。 UBUNTUはネットサーフィンやメールくらいならXPと変わらないです。 Gimpなど、探せばXPより便利なところもいっぱいあります。 小生が一番気に入っているのは、実は、アフリカンな起動音です。 UBUNTUというOSがあるんですね。LINUX系に色々チャレンジしましたが、駄目でした。でも、安定したOSであれば使ってみたい。色々勉強になります。 Hi.
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